AbHerï 10周年を迎えて
AbHerï(アベリ)は2022年、ブランド創設から10年となりました。
10年の間にはたくさんの発見や喜び、そして挑戦や試行錯誤がありました。
そんな中でご愛顧くださる皆様と出会い、ジュエリーをお届けしてこられたことを心から嬉しく思います。
この節目に、ジュエリーを通してアベリと共に歩んでくださっている皆様への感謝を込めて、アベリのこれまでとこれからについてお話してみたいと思います。
美しい佇まいのジュエリーを届けたい。
どこかクラシックな印象がありながら、見たことのない新しさを感じるもの。
そして長年愛用していても、ふと目にするたびハッとするほど魅力のあるものを。
ジュエリーブランド「AbHerï(アベリ)」は、そんな願いから始まりました。
ブランドが始まった時から大切にしていることは、妥協せずジュエリーの美しい仕上がりを追求すること。
機械的に製造するのではなく、一つ一つに想いを込めること。
「もの」の背景に常に人の気配を感じ、どの工程にも心や想いを宿して。
そんなふうに、アベリならではの美しく高品質なジュエリーを作り続けてきました。
10周年を迎えた今でも、その根幹は変わりません。
一方で、目指すデザインを実現するために変化してきた部分もあります。
「今ある技術でできるものを作る」ではなく、「どうすれば実現できるか」を考える。
そんな問いから始まるものづくりの中で、新たなジュエリーを製作するごとに新しい工夫や技術が蓄積され、着実にできることを増やし、表現の幅を広げてきました。
また、2020年から続くコロナ禍を経て、より強く意識するようになったことがあります。
それは、ジュエリーは装飾品であると同時に、身に着ける人の人生に寄り添うものであるということ。
お守りのように大切な意味を込めて身に着けられるものだからこそ、その想いに相応しいジュエリーを届けたい。
そう、ブランドとしての想いを新たにしています。
10年の間、支えとなったのは何よりお客様の存在です。
店頭やイベントなどで、アベリのジュエリーを目にしたお客様の笑顔や、ジュエリーを身に着けることで輝く姿、そして大切にご愛用くださっている様子。
それはアベリの全てのスタッフにとって、何にも替えがたいほどの大きな歓びであり、次なるものづくりへと向かっていく力となりました。
お客様の手にジュエリーをお届けできたことを喜び合う時、アベリは人によって形作られているブランドであることを、改めて感じます。
ジュエリーをつくるスタッフ、ご相談に耳を傾け、ご提案をしながらジュエリーをお届けするスタッフ、どの部門のスタッフもお客様を想い、心をひとつにして歩んできたからこそ、迎えることができた10年目。
多くのお客様が折に触れアベリを訪れ、選ぶ時間を楽しみ、手にしたジュエリーをいつまでも愛用してくださるのは、ジュエリーと共にスタッフの想いを受け取ってくださっているからなのかもしれません。
これから新たに出会ってくださるお客様にも、真摯にものづくりに向き合うアベリの想いを、ジュエリーを通してお伝えできるよう心を込めてお届けしていきたいと思います。
この10年、私たちを取り巻く世界には多くの変化がありました。
そうした変化に合わせて変わるべきところと、軸をぶらさず守るべきところ、バランスを大切に一つ一つ選択してきました。
変わらないけれど、新しい。これからの10年、そしてまたその先も。
天秤の針がピタリと止まるようにしなやかなバランス感覚で、手にした人の人生に寄り添い、あたたかく明るく輝き続ける宝物を作る、そんなブランドでありたいと思っています。
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