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アベリの考える「ジュエリー」

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アベリにとってジュエリーとは何か。どんな役割を果たすものなのか。

改めて考えてみれば、ジュエリーは単に装身具として纏うだけでなく、時にはお守りのように身に着けることもあり、人それぞれに特別な意味を持つものです。

アベリのジュエリーは、そうして思いを込めて選んだ人とその人生に、パートナーのように寄り添う存在でありたい。

2020 年、以前とは大きく異なる日常の中で、その思いはいっそう強くなりました。

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アベリというブランドが生まれた時から大切にしていること。

それは、いつまでも愛される「懐かしく、新しいもの」を作ることです。

古くから受け継がれる美しさと、初めて目にする新鮮な佇まい。

そんな不変の輝きを持つジュエリーは、歳月を超えて長く愛用されていきます。

長く愛用されるものというと、ベーシックで、そぎ落とされた機能的なものというイメージが強いかもしれません。

けれどアベリで手がけるジュエリーは、それだけにとどまらず、アベリならではの遊び心やこだわりを込めたい。

手にすると心が高揚したり、気持ちが上向きになったり……そういうものこそが、きっといつまでも心に寄り添う愛用品だと考えるからです。

リングデザインイメージ

「懐かしく、新しいもの」を生み出すために、アベリでは最高の素材と技術を採用することはもちろん、特別なデザインを妥協なく追求しています。

トレンドをただ追うのではなく、十年経っても、そして百年経っても色褪せず、新しく感じられるデザインとはどんなものか。

日々自問自答を繰り返しています。

現在の段階で見えてきた答えは、フォルムの普遍的な美しさを追求し、ラインのバランスを見極めること。

足し算引き算の絶妙なバランスを見つけること。

言葉では言い表すことが難しいそのバランスを、チーフデザイナーとデザインチームのメンバー、職人たちで共有し、アベリのジュエリーが生み出されるのです。

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追求し続けても、「懐かしく、新しいもの」「いつまでもその人に寄り添うもの」を作る、というテーマが達成できたのかどうかはわかりません。

はっきりとした正解はなく、だからこそ常に模索しながらジュエリーを作り続けています。

その中で、20年以上前のデザインが今も店頭で、新しい空気を纏いながらお客様のお手元に旅立っていく。そんな光景が、私たちに小さくも強い確信を与えてくれます。

食べ物や衣服のように「それがなくては生きていけないもの」ではないけれど、人が生きるとき、必要となる存在。

そうありたいし、アベリのジュエリーに出会った方々にとってそうであってほしい。

改めて、そんな思いを胸に、これからもジュエリーを作り続けます。

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